線量HAKARI隊アンケートへの回答

【防災・防犯】 地域の子育て情報 放射線・原発について

以前「線量HAKARI隊」として、谷根千池之端近辺の線量を測定して歩きましたが、

そのあと、放射線について4人のママたちにアンケートをお願いしました。

事故から半年が経ち、状況がどんどん変わっていく中で、放射線への感じ方、とらえ方はやはりそれぞれだと実感しています。

いまこう思うということが、3か月後も同じかというと、またそれも違う。

気持ちの変化を誰も咎めることはできないし、心配な人もそうでない人も、大きく揺れることはあると思います。

線量HAKARI隊からかなり時間が経ってしまいましたが、小さな子どもを持つ親の率直な感想のひとつとして

掲載させていただきます。

【Aさんの場合】

-気にする理由、考えるようになったきっかけなど教えてください。

「乳児の水道水摂取制限を厳しく」という報道がされた3月20日ごろがキッカケでした。きっと今後は水だけじゃ済まないだろうな…と。放射線や、セシウム、ヨウ素に対して漠然と不安になった最初の日でもありました。

-時間の経過とともにご自身の考え方などに変化はありましたか?またどういう変化があったか教えてください。

相変わらず子どもに対しての飲料水や食べ物には気にするようにしていますが、大人の分の野菜や水についてはなんとなく産地は見たりするものの、以前ほど気にしなくなりました。
ここ東京で暮らしていると、気にしてるとなにも買えない、食べられない、というのが正直なところです。半分あきらめているというか…。

-放射線に対するご家族の反応はいかがですか?

主人は放射線や原子力発電に関する本を読んだりして自分なりに情報を得ようとしているようなので、気にしているほうなのだと思います。
我が家の前の私道を計っていただいたときに、もし高い数値が出た場合は隣近所の人と相談して、一度全ての木や草を処分するようにしようか、などと話していました。(結果は問題ない範囲だったのでそのままです)

-放射線に対する周囲の人(友人知人、他のママパパたちなど)の反応はいかがですか?

周りには子どもがいない大人の友人が多いですが、気にしている人は子どもがいる家庭以上に気にしているようですし、そうでない人も、何かしら気になっている、という話を耳にします。

-気をつけているポイント、実践している対策法などあれば教えてください

子どもの飲料水は全てミネラルウォーター、それとおかゆを炊くときや、そのほかの調理も全てペットボトルのミネラルウォーターを使っています。
あとは雨の日やその翌日は、極力外出を避けている、とかでしょうか。

‐今回の事故を受けて、いま何がストレスとして感じられますか?

↑にも書いた雨の日は外出控える、っていう部分や、買いたい野菜が気になって買えなかったり、買ったとしても気になってるせいか美味しく感じなかったり。
安心できそうな野菜で息子の離乳食を考えるのもレパートリーが限られるので、難しいなーと悩みます。

-信頼している情報源はありますか? あれば教えてください。

ツイッターで今回の原発事故関連についてのツイートをよくチェックしています。
どれが正しくて正しくないのかは自分で見極めなければなりませんが、国やテレビだけの情報よりはたくさんあるので、参考にさせてもらってます。

-その他、なんでも結構ですので気になっていることなどがあればお書きください。

今後は今年のお米がどうなるのかが気になりますね。でも検査の結果というのも、こうなってくるとなんだか怪しいなーと疑うばかりで。国には本当のことだけを正直に発表してほしいですね。

【Bさんの場合】

-気にする理由、考えるようになったきっかけなど教えてください。

原発事故直後に同じくらいの月齢の赤ちゃんがいる知人が5月下旬頃まで海外に母子疎開しており、その旦那さんから話を聞いたりして色々考えさせられました。
私も3月末頃に一週間ほど夫の実家の北海道に一時避難したりしていましたが、子どもの保育園入園と私の仕事復帰が決まっていたので、4月には戻って元の生活に戻っていました。その後、やはり不安は消えず、5月頃からツイッターを使ったり、放射能関係の講演会に足を運んだりして、積極的に情報を集めるようになりました。

-時間の経過とともにご自身の考え方などに変化はありましたか?またどういう変化があったか教えてください。

事故当初から水や食べ物は気にしていましたが、やはり自分で積極的に情報を集めるようになってから、より気にするようになりました。5月頃になって首都圏のホットスポットに関する情報が入ってくるようになってからはより心配度が増しましたが、ただ心配しているだけではなく、何か行動していったほうがいいのではと思い、保育園の園庭の測定や給食の産地開示について区議さんの所に相談にいったり、ツイッターで知り合ったほかのママさんたちと一緒に署名集めの活動に参加したりもしました。

-放射線に対するご家族の反応はいかがですか?

夫は私ほどは気にしていないですね。ただ私が心配していることについては一定の理解は示してくれており、日々の食材調達などに協力してくれたり、区議さんや保育園の園長先生に相談に行く際に同席してくれたりしています。
-放射線に対する周囲の人(友人知人、他のママパパたちなど)の反応はいかがですか?

学生時代からの友人はまだ子どもがいない友人も多いので、心配している旨少し話しをする感じです。子どもがいる友人で同じように心配している人とは会ったときに話をしたりしています。あとは、署名活動をきっかけに知り合った区内のママたちで作ったMLに参加して情 報交換したりしています。
保育園の同じクラスのママとはきっかけがないと(相手がどの程度気にしているかわからないので)、やっぱりなかなか話しがしづらいですね。できれば同じ保育園のママパパたちとも気軽に話ができるといいのですが・・・。

-気をつけているポイント、実践している対策法などあれば教えてください

・水をミネラルウォーターにしている。
・個人宅配を使って関西の野菜を取り寄せたり、夫の実家(北海道)から定期的に野菜を送ってもらったりしている。
・保育園の粉ミルク用に水筒を持参している。
・家の掃除(ふき掃除)をこまめにして埃をためないようにしている。

-今回の事故を受けて、いま何がストレスとして感じられますか?

まだ事故が収束しておらず、影響の長期化が避けられない中、食事や子どもの外遊び等いつまで心配し続けて生活したらいいのか、終わりが見えないのが大きなストレスですね。
-信頼している情報源はありますか? あれば教えてください。

東京新聞は放射能の問題をわりと掲載しているので購読しています。あとは、内部被曝や低線量被曝に詳しい大学の先生の講演会やインタビュー記事、ブログなどを参考に見たり聞いたりしています。 ツイッターもよく見ますが、正直どこまで信用していいか分からないものもあるので、なるべく色々な立場の意見を拾うようにしています。

-その他、なんでも結構ですので気になっていることなどがあればお書きください。

石田さんのブログでのコメントを拝見して、共感する部分がとても多かったです。私はもともと心配性な方なので、今回の件でも結構心配している部類だと思いますが、心配しすぎるとせっかくの楽しいはずの子育てが楽しめなくなってしまうし、どこまで心配して気にしていったらいいのかわからず、本当に日々揺れています。ただやっぱり一人で抱え込むのはよくないので、同じような悩みや不安を分かち合える方々との関係づくりを大切にしていきたいですね。保育園の他のママさんたちとも気軽に話しができる機会が持てたらいいなあとも思っています。 (人によって考え方は様々なので、難しい面もいろいろあると思いますが・・・・)

【Cさんの場合】

-気にする理由、考えるようになったきっかけなど教えてください。

福島第一原発事故による放射能漏れ

-時間の経過とともにご自身の考え方などに変化はありましたか?またどういう変化があったか教えてください。

当初は、外出などは極力減らし、道路を歩かせることもしないなど、放射性物質に接することのないように…と考えていました。線量が落ち着いてからは、全て排除することは出来ないので、上手に付き合っていこうと考えるようになりました。また、町会単位で、歩道の除洗するなどの活動が出来れば…とも考えています。(ご近所さんとの付き合いも浅く声かけが出来ない状況ですが)

-放射線に対するご家族の反応はいかがですか?

旦那さんは気にしすぎだと、冷ややか?な反応です。

-放射線に対する周囲の人(友人知人、他のママパパたちなど)の反応はいかがですか?

線量計を買ったり、一時避難をしたりしているママもいれば、全く気にしていないママもいたりと、ママ間でも温度差があります。

-気をつけているポイント、実践している対策法などあれば教えてください

・お水は子供の分だけミネラルウォーターにしています。

・外では吹きだまりなどに気をつけて歩かせるようにしています。

・外出から帰ったら、すぐに服を着替えるようにしています。

-今回の事故を受けて、いま何がストレスとして感じられますか?

普通にお買い物が出来ないこと。子供を、外で思う存分遊ばせてあげられないこと。
-信頼している情報源はありますか? あれば教えてください。

特定した情報源はありません。主にツイッターで情報収集しているほか、チェルノブイリハートや、中部大学の武田先生のブログなども読んでいます。

-その他、なんでも結構ですので気になっていることなどがあればお書きください。

放射線量の推移と、現在の体内被爆の状況(どの程度DNAが傷ついているのかなど。)

【Dさんの場合】

-気にする理由、考えるようになったきっかけなど教えてください。

気にする理由:
得体の知れないもの(五感で感知不可能、影響が顕在化するのが何年も先)に対する恐怖があるから。

乳幼児が最も影響を受けやすいから。

お上や東電がリアルタイムで真実を伝えているとは信じられないから。
身近な問題として考え始めたのは水道水の問題が起きたとき。さらに野呂美加さんのお話を伺って真剣に考えるように(3の回答参照下さい)。

-時間の経過とともにご自身の考え方などに変化はありましたか?またどういう変化があったか教えてください。

事故発生直後は恐怖と妄想の塊になり、配偶者曰く「相当参っている」状態に。このときは冷静に情報収集する余裕がなく、現実が見えてなかった。3月下旬に子を連れて西日本(夫婦それぞれの実家)へ移動、その数日後に水道水汚染の問題が起きたことで初めて身近な現実問題として考え始める。

ただ、半月ほど平和な土地で家族に育児を手伝ってもらいながら過ごしたことで気持ちがかなり緩み、楽観的にもなる。4月に帰京してからは一気に無頓着に。
理由は2つあり、水道水のような明らかな問題が起きなかった(表沙汰にならなかった)こと、目の前の育児と家事に忙殺される日々に戻り、考える余裕がなかったこと。

5月か6月に、「たねっこ」で紹介されていた野呂美加さんの講演会を聴きに行く。(チェルノブイリの子らを日本で転地療養させる活動を長年やってこられた方。)低線量長期汚染問題は想像以上に深刻と分かり、電撃的に目覚める。同時にこういう事態を生き抜く術も教わったことで、かえって元気になる。

-放射線に対するご家族の反応はいかがですか?

理系の配偶者は極めて冷静で、当初は私の過剰反応をたしなめるばかりでしたが、野呂美加さんのことを紹介してからは少し変わりました。野呂さんの活動や発言は「専門家」から「非科学的」とバッシングされていますが、実際に大勢のチェルノブイリの子供たちと接し、元気にしている。やはりそのことには敬意を払うべきだと配偶者は言っています。(但し!配偶者も私も、彼女の発言の中で大いに疑問に思うこと、異議を唱えたいことはあります。)今は息子が口にするものについては、私と同じぐらい気を遣ってくれます。

-放射線に対する周囲の人(友人知人、他のママパパたちなど)の反応はいかがですか?

これはもう様々で…でも線量計測の日に石田さんや辻さんから伺ったお話でさらに色々なケースがあると知り、興味深かったです。

-気をつけているポイント、実践している対策法などあれば教えてください

・飲用・調理用水は極力ミネラルウォーターを使う。
・宅配(大地を守る会)は商品の放射線測定結果を公開しているので注文の際参考にしている。
・小売店などの生鮮食品は産地表示を見て事故現場からなるべく遠く離れた土地のものを購入。
・なるべく雨に濡れない。

-今回の事故を受けて、いま何がストレスとして感じられますか?

・日々の食事作り。
育児しているので買物にも調理にも時間をかけられない上に、時には材料が限られて困ることがある。

・雨の日を楽しめない。
息子には太陽と同じく雲、雨、雪、風など全ての自然現象を体感してほしいのに、雨の日は「いかに息子を濡らさないか」ばかり神経を遣う。雨上がりのどろんこ遊び、水溜り遊びなどもさせたいけどできない。

-信頼している情報源はありますか? あれば教えてください。

・藤原新也のブログ(震災以前からファン)
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php

・野呂美加さん(NPO法人チェルノブイリへのかけはし代表)
http://www.youtube.com/watch?v=Vn1VtTHcajQ&feature=related
(すみません、私この動画見てませんが、何かリンクをと思いまして。)

但し!両氏の発言を全面的に信頼(あるいは賛成)しているわけではないです。特に野呂さんに関しては、ドン引きしてしまう発言がありました。

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