手作り絵本講座(前期のまとめ)

イベント報告 ベビマム主催イベント

10月20日(土)に行った、手作り絵本講座「あなたが生まれて」の内容をまとめました。
講習の時によくわからなかった方、忘れてしまった方は参考にしてください。

1)まず、当日配ったものの確認です。

(左:本文用紙10枚 真ん中:表紙用紙1枚 右:シーン割り表)

2)本文用紙は10枚。これは「10見開き」という意味です。1見開きが2ページ分となりますので、最終的には20ページの本になるわけです。たとえばこういう感じに……↓

この写真のように、左・右、左・右……とページが流れていきます。(※文章を横書きにした場合。縦書きにした場合は反対、つまり右・左、右・左……と流れていきます)

ただし1番上の用紙を見てください。1枚目は、右側にしか絵も文もありません。なぜなら1枚目は本文表紙、つまり「トビラ」となる用紙だからです。1枚目の左側は空白にして、あとで「見返し」というカラフルな用紙と貼りあわせます(「見返し」については(6)で説明します……)

そして実は最後の用紙、10枚目も、左側にしか絵も文も載せません。しかも左側に載せるのは「奥付け(おくづけ)」と呼ばれる文章、つまり、「いつ、誰が書いたか」などの情報になります。本の後ろのページによくありますよね?出版社や著者名などが掲載されたもの。アレです。そして10枚目の右側はやはり空白にして、カラフルな「見返し」用紙と貼りあわせるのです。

ですので、実質ストーリーと絵は、8枚、つまり16ページにおさめます

では、どうやってストーリーと絵を作っていくのでしょうか。次のステップです。

3)さあ、「シーン割り」をしましょう。

「シーン割り」というのは、本番の用紙に描く前に、ストーリーや絵など、構成を考えることです。

ストーリーは「起承転結」を基本にします。「起」でストーリー展開の発端を作り、「承」でその状況が進み、「転」で状況がひっくり返り主人公の気持ちが変化、「結」でお話がまとまります。

書いては直し、書いては直しの繰り返しかもしれません。でも、ここが肝心。子どもを主人公にしたお話を、ぜひ家族であれこれ話しながら考えてみてください。ストーリーに決まりはありません、子どもの言動でおもしろいなと思ったことを書いてもいいし、冒険もののファンタジーにしてもいいと思います。

4)実際の用紙に描いていきましょう。

文章は読み手の年齢によって、ひらがなにするのか漢字を使うのか考えてください。

すべてひらがなにする場合は、読みやすいように「わかち書き」(単語と単語の間にスペースを入れる)にします。たとえば「太郎の好きなもの、それはドングリいっぱい拾うこと」だったら、「たろうの すきなもの それは どんぐり いっぱい ひろうこと」のように。

そして文章と絵を描く時にはこんな方法があります。

●完全手書き

絵も文章も、全部手書き。文章を入れるスペースを考慮して絵を描きましょう。

絵の着色は、クーピーや色鉛筆、サインペンがおすすめ。クレヨンやクレパスは他の部分に色がつくので不向き、水彩絵の具も用紙が伸びるので紙がデコボコに。

●文章をPCで印刷する

文章をワードやエクセルなどで作ってプリントしたものを貼りつけると、市販の絵本のように見えます。

●写真を貼りこむ

現像やプリントした写真を切って貼って、コラージュしてもいいと思います。絵を描くのが苦手な方や、子どもの顔をそのまま入れたい人などにおすすめ。

写真や文章を切って貼る場合、糊付けするのでどうしても手作り感は否めないし、糊がはがれてきそう……など、気になる方もいるかもしれません。その場合、大石先生おすすめだったのが、コピー用紙などに一度全部貼って絵本の原稿を作って、それをキンコーズなどの印刷所に持ち込み、実際の絵本の用紙にカラーコピーすること。何回か試し刷りして色の濃さを調整しないといけませんが、ちょっと凝って作りたい方はぜひためしてみては?

奥付けには、「タイトル、作者名、制作年月日、コピーライト」などを入れます。発行所として住所などを入れても本物っぽいですね。

5)表紙を書きましょう。

お配りした表紙用紙には、まっすぐな実線2本と点線1本が書いてあります。これが書いてある面が中面に来ますので、こちらには表紙を描かないこと。実線を谷折りにして、絵本の背とします。写真↑で言うと、実線側(左側)が表紙の裏面、点線側(右側)が裏表紙の裏面となります。

実際にできあがった絵本を見ると、こんな風にすきまが開いているのです。

この、すきまを作るために点線部分の余分なスペースがいるのです。

 紙の向きに注意して、線の書いていない面のほうに表紙を描いていってくださいね。

 絵は、本の中身が想像できるような、本を開いてみたくなるような絵を描きます。

大石先生の表紙、裏表紙はこのようになっています。

6)本文、表紙が描けたら。――次回の話。

ここまでが、前回の説明にあった内容で、受講者の皆さんに宿題とさせていただいている工程です。どうでしょうか? 3週間ありますのでできていますでしょうか?

次回、11月10日(土)は、皆さんが描いたものを持ってきていただき、「製本」します。

次回は「見返し」と呼ばれるカラフルな用紙をお配りします。

見返しは、本のアクセントとなるような存在です。表紙と本文用紙の間に挟まります。自分で描いた絵本に合わせて当日選んでください。表紙、見返し、本文用紙。この3種類を糊付けしていき製本、完成となります。

ちょっと手はかかりますが、世界に一冊のオリジナル絵本です。つたない文章、自信のない絵でも構わないのです!ぜひ完成までこぎつけてくださいね。

その他、わからないことなどあれば、ベビマム石田か大石先生までメールをください。

●石田 info@yanakababymom.com

●大石寛子先生手作り絵本教室 http://www.picture-book.org/how-to-make/

メール: oishi@picture-book.org

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